ハッキングコンテスト的な大会に参加する機会があったので、必要なソフトが一式同梱のkali linuxというdebianベースのディストリビューションを利用したくなりました。
簡単に以下3つほどやり方があるかと思います。今回は3の方法でいきます。
- 古い PCに直接インストール
- USBから直接起動できるようにする
- クラウド(AWS等)で構築
Digital Oceanでのやり方もあった(イメージファイルまで置いておいてくれたのに・・・)のですが、回線の問題か、イメージのアップロードで毎回Errorが起きて利用できませんでした。
ですので、今回はAWSのイメージマーケットプレイスのkali linuxを利用します。
EC2のMarket Placeからイメージを利用する
適当にEC2のサービス提供ページに向かいます。
Instancesを選択。
Launch Instancesを選択。
AMIをの選択画面へと進むので、検索窓にkali linuxと打ち込み、選択。
金額が表示されるので、Continueを選択。
おすすめはt2.mediumのようなので、とりあえずt2.mediumを使いましょう。
設定の確認をして、Launchをクリック。
ssh鍵を選択します。以前作ったものがあれば、Select a key pairのプルダウンから選べます。
「鍵がないと入れないことを認識してます」というチェックボックスにチェックさせられます。。。
Launch Instanceをクリック。
作成されると、EC2のインスタンスの中に表示されます。
簡単ですね。
ログイン後
作成後、表示されるパブリックIPに対して、以下のように鍵を直接指定して、sshでログインできます。ユーザ名はkaliのようです。
ssh -i selectedKeyName [email protected]
色々インストールしたいので、以下コマンドでrootユーザになります。
sudo -s
RDP(remote desktop protocol)接続
GUIも使いたいので、リモートデスクトップ接続に必要な設定をしていきます。
パッケージ一覧をまず更新し、必要なパッケージを入れます。
apt-get update
apt install nvidia-driver nvidia-cuda-toolkit -y
apt-get install kali-desktop-xfce xorg xrdp -y
apt install xrdp
容量が足りてない・・・
2つめのコマンドあたりで以下のエラーが出ました。。。
failed to write (No space left on device)
・・・(´;ω;`)ボリュームの容量が足りないようなので、増やしてあげます。
容量を増やして、「修正」を選択します。
ボリュームを増やしたので、インスタンスは再起動しておきましょう。
うん、問題なく動いてそうですね。先程満タンだった/dev/xvda1が容量を増やしたおかげで26GBの空きができています。
kaliユーザのパスワード設定
kaliユーザーにパスワードログインできるように、パスワード設定します。
sudo passwd kali
Microsot Remote Desktop の利用
Mac側では、xrdpのクライアントが標準ではインストールされていないようなので、Microsot Remote DesktopをApp storeからゲットしましょう。
適当に接続先情報を入力します。このあとlocalhostからポートフォワーディングする予定なので、接続先はlocalhostで構いません。
SSHポートフォワーディングする
Macから直接ポート3389(xrdpのデフォルトポート)にアクセスしようとしましたが、おそらくポートが閉じていて、入れませんでした。
以下sshコマンドを利用してポートフォワーディングしてあげます。(Macから見ると、自分自身のポート3389を今回awsに立てたサーバーにトンネルする感じです。)
ssh -i {ssh鍵ファイル} -p 10022 -L 3389:localhost:3389 [email protected]
上記コマンド実行したら、普通にログインすると思いますが、そちらは放置します。
RDPでやっと接続できた・・・!
先程設定したMicrosot Remote Desktopのプロファイルを選択し、接続すると、ユーザ名、パスワードの入力欄が出てきますので、設定したパスワードを入力します。
ログインできました!
少々時間がかかりますね・・・。
今後このkaliで遊んでいきたいと思います。楽しみ!
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